研究 — research
Field Theory場の理論
点ではなく「場」——空間に広がる量——で世界を記述する物理の枠組み。繰り込み・スケーリング則・普遍性・対称性の破れは、すべてここから枝分かれする。核融合プラズマの研究以来の、ものの見方の原点。
RG繰り込み
細部を段階的に潰しながら、スケールごとに有効な記述を取り出す物理の方法。「詳細は違っても大きく見れば同じ振る舞い」がいつ成立するかを扱う。AIのスケーリング則や、組織の階層設計を考えるときの参照枠。
Scaling Lawsスケーリング則
規模を変えると性能や振る舞いがべき乗則で変わる、という経験則。AIではモデル・データ・計算量を増やしたときの改善がこれに従う。「大きくすると何が起きるか」を予測する、数少ない手がかり。
Universality普遍性
ミクロの詳細が違っても、大きなスケールでは同じ振る舞いに落ち着く現象。水と磁石が同じ数式に従うことがある。異なるAI・異なる組織が似た構造に収束するのはなぜか、を考える土台。
Symmetry Breaking対称性の破れ
どちらでもよかったはずの状態から、ひとつの構造が選ばれて立ち上がる機構。物理では相転移、組織では「なぜこの慣行に固まったか」。構造の起源を問うときの言葉。
TDAかたちを測る
データの「形」を測る数学(持続ホモロジー)。点の集まりから、つながり方・穴・まとまりといった、座標の取り方に依存しない特徴を取り出す。壊れた二値の問い(例:「これは格子か否か」)を、測れる分布の問いに置き換えるときの計器として使っている。
Graphsつながりの数学
点とそれを結ぶ線だけで関係を表す数学。組織図も、証跡の連鎖も、判断の依存関係も、グラフとして書けば同じ道具で測れる。このサイトの地図そのものもグラフでできている。
Braids組み紐
複数の糸が絡まりながら進む様子を扱う数学。交差の順序が本質で、あとから解けるか解けないかが決まる。時間とともに発展する対応関係——並行する判断の履歴——の不変量を考えるために置いている。
つながり
- Graphs — 時間発展する関係グラフを交差と順序で記述する
Representation Geometry表現幾何
AIの内部で、概念がどんな幾何学的配置として保持されているかを調べる領域。意味の近さが距離になり、推論が軌跡になる。「AIが何を考えているか」を測る問題は、最終的にここに行き着く。
World Models世界モデルの比較
人もAIも、世界そのものではなく世界の内部モデルに基づいて判断している。ならばモデル同士はどう比べられるか。同じ入力から複数の解釈が立つことを前提にすると、ガバナンスも協調も設計が変わる。
Semogenesis未分節の知識
まだ言葉になっていない知識を、第一級のオブジェクトとして扱えないか、という試み。知識空間の「穴」に索引をつける。検索は思い出せる人しか救えない——忘れたことすら忘れたものを扱うための構想。
関連ノート
- Semogenesis v0 — セモジェネシス(準備中)
Soliton崩れない波
広がって消えるはずの波が、形を保ったまま進む現象。非線形な場の方程式が生む、壊れない構造。トップの「A wave that holds its form」の出典であり、このサイトの名の由来でもある。
関連ノート
- Utterance Soliton — 発話ソリトン(準備中)